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●“クムジャさん”イ・ヨンエとパク・チャヌク監督のコラボ<XCANVAS> CM
“クムジャさん” イ・ヨンエとパク・チャ ヌク 監督が 、 2005 年 の話題作、 映画 『 親切な クムジャ さん 』 のタイトルロールと演出 家 だったということは周知の事実 。 2 人が 2 年ぶりに CM で再会した。
CM は 、 専属モデル イ・ヨンエのパートナー として パク・チャヌク監督 を映し出し、 過去の同志の再 タッグ を 超える、 イメージの実験を試み ている 。 『 サイボ ー グ だけど大丈夫』といった、 パク・チャヌク監督の作品 に重なる 話法を個性 的に変奏し、幻想的で乾いた 質感を 表現した。 今回の XCANVAS (※液晶テレビ)の CM のストーリーを要約すれば、“ サイボ ー グ でも構わない ク ム ジャ さん イ・ヨンエの親切な教え ”くらいだろうか。 CM 中、イ・ヨンエとパク・チャヌク監督の役割は 、実際 のまま の 女優と監督で、 空間的 な舞台 は、赤い本が 書棚 を埋め つくした奇怪 なパク・チャヌク監督の書斎 である。
赤いワンピースに、アンテナのような“オールバック”頭のイ・ヨンエが、柱にもたれかかって思索に沈んでいたかと思えば机に座り、執筆中のパク・チャヌク監督に近づいて、気だるく「監督」と呼びながら注意を促す。「過去と現在を同時に見られる超能力ができました」といった後、さらに口調を強め、その超能力が「タイムマシン」であると、一言一言区切りながら、詳しく説明する。現実であれば「何を寝ぼけたことを」と、冷たく言い返すようなシチュエーションだが、パク・チャヌク監督は非常に冷静に「うむ、イ・ヨンエのタイムマシン」と相槌を打つ。
イ・ヨンエのタイムマシンというのは、過去の画面と現在の画面を同時に鑑賞できる製品の機能を知らせるもの。一般的な方法で説明すれば、退屈な先端機能程度と見なされたであろう情報が、顔なじみであるスターモデル 2 人の、奇妙なやりとりで耳を傾けさせることに成功しているる。サイボーグのように無表情で冷たく、妖艶さを発揮するイ・ヨンエの変身術も素晴らしく、パク・チャヌク監督の、国語の教科書を読み上げるようなセリフ回しも、意図的なのか面白味を加えている。パク・チャヌク監督作品の節制美と形式美を借用したような、奇妙な空間で製品の最先端機能を興味深く伝えたこの CM は、イ・ヨンエとパク・チャヌク監督の“コラボレーション”の調和と、ひねりを加えた斬新さを見せている。
●伝説のアイコンを呼び覚ました
<SPORTAGE> CM
52 年前 、 24 才の若 さで交通事故 で亡くなった “ 青春のアイコン ” ジェームス・ディーン が、 2007年、 韓国の自動車SPORTAGEのCMで復活した。
不滅のジェームス・ディーンと共演している 俳優は、26才の若手俳優チョ・インソン 。 2人の出逢いは青春の継承、そして、永遠の青春を礼讃するためで、それを具現化した製品がSPORTAGEであると伝えるものだ 。
『 Unforgettable With Love 』というリメイク曲で、ナタリー・コールが亡き父親ナット・コール・キングとのデュエットを試みたように、死者と現存するチョ・インソンのランデブーを映像で実現したという点が非常に印象的だである。どこかへ向かって歩いている孤独な青年チョ・インソンの後姿が見え、その向かい側には、青く輝くSPORTAGEから降りて歩いて来る、もう1人の青年ジェームス・ディーンが見える。
2人の男がすれ違う時、自動車の鍵が手渡され、SPORTAGEの新しい主人はチョ・インソンとなる。
「若さから若さへ、SPORTAGEが受け継がれる」という最後のキャッチコピーで、簡潔にCMのストーリーが脳裏に刻み込まれる。SPORTAGEの鍵を握ったジェームス・ディーンの姿、時代の差を感じさせない2人の青年のたたずまい、“孤独の陰”などが、合成の面白さとジェームス・ディーンへの郷愁を漂わせながら、視線を 釘付けにする。
製品のコンセプトを明確に刻印する、アイデア満点の“コラボレーション”に違いない。
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